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【過去問分析】大妻女子大学大学院人間文化研究科臨床心理学専攻

※この出題傾向は2017年1月11日に記載したものです。今後出題傾向が変更される場合もございます。

心理学

 大妻女子大学大学院の心理学の問題は、全般的に論述力が求められる。どの問題もある程度の長い文章で論理的に文章を書く必要があるので、論述対策が重要である。
 問題は大問2問で構成されている。1問目は論述問題である(1問)。出題範囲は臨床心理学に関する問題が多いが、「~について多角的に述べなさい」というような出題傾向が見られるため、用語の知識というよりも、臨床心理学のあるテーマについて多様な視点で考える力が求められるだろう。ただし、出題されているテーマそのものは「全くこれまでに聞いたことがない」というような難解なものではなく、誰もがある程度は書けるような標準的なテーマについての出題が多い。
 2問目は用語説明であるが、3つのキーワードから2つ選択する。出題領域としては、知能・パーソナリティ心理学、臨床心理学、社会心理学、発達心理学が頻出である。この問題も問題1と同じように出題内容は標準的なものである(例えば、「行動療法」、「逆転移」など)が、B5用紙の解答用紙にそれぞれ1問ずつ回答することが求められているため、用語の定義が書けるだけでは文字数を埋めることはできない。目標としては、600字程度はそれぞれのキーワードについて書けるようにしたい。したがって、専門用語に関しては、定義だけでなく関連知識についても理解しておくようにしておこう。
 またどんなキーワードでも600字程度で論理的に説明できるよう、論述のトレーニングもしておこう。

英語

 A4用紙1枚程度の英文を読み、問題に回答する。問題は例年、部分訳4問の他、読解問題(英文のタイトルづけ、要約問題など)が2問出題される傾向にある。英文の出題領域は臨床心理学に関するものがほとんどであり、英文の難易度はやや高めである。特に部分訳で指定されている部分は、英語の実力でかなり理解度に差がつくと考えられる。特殊表現や熟語が使用されていたり、一文が長いなど、じっくり英文を理解してから和訳をしないと、誤訳しやすいポイントが見られる。訳していて少しでもひっかかるところがあれば、面倒がらずに必ず辞書をひき、熟語として使われていないか、特殊な構文はないか確認する習慣を日ごろから身に着けておこう。

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