森田療法において、創始時に多く適用された対象は、統合失調症であった。
森田療法における「ヒポコンドリー性基調」とは、注意が外界に向けられ他者に敏感である状態をいう。
森田療法では、不安を「あるがままに」受けとめた上で、不安が引き起こす症状の意味や内容を探求していく。
内観療法では、「してもらったこと」、「して返したこと」、「迷惑をかけたこと」及び「して返したいこと」という4項目のテーマが設定されている。
内観療法における集中内観では、指導者を含め他人と一切話をしてはならない。
Jacobson,E.の漸進的筋弛緩法は、ジョギングなどの運動を段階的に処方し、筋肉を強化することを通して筋弛緩を促進する方法である。
精神力動療法では、無意識的な心的過程が存在することが基本前提となる。
関与しながらの観察では、関与と観察は不可分のものであるため、観察者は中立的に参加しながら観察を行う。
関与しながらの観察の考え方では、観察者は自身が1つの道具としての性質を持っており、自らの存在の影響を排除できない。
悲嘆反応の中で出てくる喪失した対象への罪悪感は、病的悪化の要因になりやすいため、心理的支援の中で扱うことは避ける。
人間性心理学では、科学的であることを強く主張する。
人間性心理学では、価値や未来よりも過去や環境を重視する。
フォーカシング指向心理療法では、過去から現在までの体験の積み重ねを共同作業の中で丁寧に検討する。
フォーカシング指向心理療法では、クライエントが自身の身体に起こる、まだ言葉にならない意味の感覚に注意を向けるよう援助する。
軽症うつ病エピソードに対する初期の短期間の心理療法は、来談者中心療法である。
D. Meichenbaumは自己教示訓練を創始した。
A. T. Beckは認知療法を創始した。
長時間(持続性)エクスポージャーは、複雑性PTSDに効果が高い。
暴露反応妨害法は強迫性障害に効果が高い。
トークンエコノミー法はトゥレット障害に効果が高い。
認知症の高齢者への回想法では、昔の物品を手掛かりにする。
生活習慣病の心理的支援は、準備期以降の行動変容ステージで行われる。
生活習慣病はライフスタイルの問題によって引き起こされる疾患であるため、薬物療法の効果は期待できない。
初回面接では、ラポール形成のために、早急な助言を控える。
初回面接では、クライエントの主観的現実よりも客観的事実を重視する。